カメラ機材をご紹介!合わせて機材のレビューをします!ソニー「NEX-5N、NEX-6、α6000」

当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています。

カメラ機材一覧

私「ひろてぃ」がこれまで購入して使用してきましたソニー「デジタルカメラ」の機材をご紹介したいと思います。

また、簡単ではありますが使用感レビューも行いたいと思いますのでご興味のある方はぜひご覧になって下さい。

現在のカメラは価格が高騰しており、この記事でご紹介やレビューをするカメラを中古で購入される方の参考になれば幸いです。

【ご紹介するミラーレス一眼カメラ】
・NEX-5N
・NEX-6
・α6000

 

 

ミラーレス一眼カメラ「SONY α NEX-5N」

カメラの特徴/一眼クオリティーと高速レスポンス
・有効画素数1610万画素のAPS-Cセンサーを採用
・高速レスポンスを実現させる「電子先幕シャッター」機能を搭載
・画像処理エンジン「BIONZ」を搭載
・最高約10コマ/秒の高速連写
・ピントを合わせ続ける「追尾フォーカス」機能
・暗いシーンでも鮮明にとらえるISO感度25600
・装着レンズの収差を補正する「レンズ補正」機能

カメラの特長/極限まで小型・軽量
・洗練されたスタイリッシュなデザイン
・コンパクトカメラ並みの小型・軽量ボディ
・マグネシウム合金を採用(トップカバー・前部カバー)

カメラの特長/直観的な操作
・直感的に操作ができるタッチパネル
・直感操作をサポートするコントロールホイール&ソフトキー
・ソフトキーに機能を割り当てられるカスタムキー設定
・高精細の約92.1万ドット3.0型ワイド液晶「エクストラファイン液晶」
・屋外での見やすさを向上させる「屋外晴天モード」
・チルト可動式液晶(上方向に約80度、下方向に約45度)

 

 

「SONY α NEX-5N」購入の経緯

私が生まれて初めて購入したデジタルカメラが、ミラーレス一眼の「NEX-5N」です。

私がなぜこのカメラを選んだかというと、まずこのコンパクトなカメラ本体に対してレンズのアンバランスなデザインに惚れたからです。

もちろんデザインだけで購入する程、私も危険を冒すような買い物をするつもりはありません。知識のなかった私ですが、何店舗ほど家電量販店の店員さんとお話したり、ネット情報で調べたりして「価格」「性能」「見た目」で最終的に「NEX-5N」を選びました。

 

 

「SONY α NEX-5N」のデザイン

正面から「NEX-5N」をご覧になればまずインパクトを受けるのが、本体からはみ出るマウント部と大きく出っ張ったグリップで構成されたデザインかと思います。

実際に「NEX-5N」を握ってみた感想は、コンパクトなボディなのでグリップを握るのに小指が余ってしまいますが、残りの指でしっかりと握る事ができてとても好印象でした。

カメラ本体のデザインは、板にグリップが合わさった形ですが、トップカバーに傾斜を持たせたり、よりスリムでコンパクトに見える形状と相まってより洗練されたスタイリッシュなデザインに仕上がっていると思います。

また、「APS-C」サイズのイメージセンサーを搭載しているにも関わらず、コンパクトカメラ並みの小型・軽量ボディを実現しているのが本当に素晴らしい。

購入時に付いてきたキットレンズ(E 18-55mm F3.5-5.6 OSS」を装着した状態では、カメラにレンズがくっついているのか、逆にカメラがレンズにくっついているのかという絶妙なデザインはいかにもソニーらしいと感じました。当時はそれくらい「NEX-5N」のデザインはインパクトがありました。

 

 

「SONY α NEX-5N」フラッシュ(付属品)

本体がコンパクトな為、フラッシュは外付けとなっており「NEX-5N」の上部のカバーを開けると接続端子が現れるので、その端子へ差し込む事で装着する事ができます。

「NEX-5N」の天板はフラットな形状になっている為、付属している「フラッシュ」を装着すると一眼レフのファインダーをイメージするようなデザインで、私はこのフラッシュを付けたデザインが好きでずっと付けっぱなしにしていました。但し、黒いボディには黒色のフラッシュが良かったのですがコストの関係上2色準備は難しいですよね。

また、フラッシュを使用する場合は、手動でフラッシュを持ち上げる事でフラッシュ「ON」になる仕様となっています。フラッシュを起こす事で高さが出る事で、フラッシュ光がレンズにあたり影が出来るのを防止します。

 

 

「SONY α NEX-5N」の画質(作例)

この作例は、すべて「NEX-5N」で撮影したものです。撮影を初めて数年間(2013年から2018年頃)の写真で、すべて「撮って出し」の作品を数枚ピックアップしました。(昔の写真はお粗末な物もあれば、今では撮らないような構図や違う目線で撮った写真もありました。過去の写真を見返すことは大事だと再認識しました。)

小さい画像なので解像感やノイズ感は分かりにくいかと思いますが、2000万画素オーバーのカメラに比べて緻密な描写力やシャープ感は劣りますが、それでも十分な解像感を維持していますし、高感度撮影もカメラ側のノイズリダクションが上手に処理する事で解像感を維持しながらノイズ低減処理を行ってくれています。

「撮って出し」撮影ですが、色のバランスもソニーが設定したバランスで仕上がっています。ただし、少し黒色が重い気もするのでRAW現像するのであれば、シャドウや黒レベルを少し明るくするとスッキリとした写真に仕上がりそうです。「NEX-5N」の撮って出しの場合でも「Dレンジオプティマイザー」を設定していればシャドウを明るくする事が可能です。

 

 

「SONY α NEX-5N」の携帯性(サイズ感)

携帯性に関してはこの「NEX-5N」は非常にコンパクトなカメラで、手持ちのバックに入れて必要な時にサッと撮り出して撮影する事が可能なサイズと重量となっており、旅行や日常の撮影にぴったりでした。

本体のサイズに関してはコンデジと同程度のサイズ感となっていますが、グリップが深いので薄型のコンデジに比べて奥行きはあります。さらにレンズサイズに関してはカメラ本体のセンサーサイズが「APS-C」という事もあり、コンデジより遥かに大きくなってしまします。

それでも、一眼クオリティをこのサイズまで凝縮したソニーの技術力は素晴らしいと思います。さらに後で発売された「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」というレンズは次のモデルである「NEX-5R」でキットレンズとして発売されました。このレンズの特徴は収納時では「E 18-55mm F3.5-5.6 OSS」の半分程度の長さとなっており持ち運ぶ際はさらにコンパクトシステムとなりいつでも持ち歩けるサイズとなりました。

 

 

「SONY α NEX-5N」の評価

「NEX-5N」の低感度画質、高感度画質ともに十分な画質を維持していると思います。特に高感度画質のノイズ感に関しては当時「高感度番長」と呼ばれる程評判の高い画質でした。

カメラのサイズ感や重量感も非常にコンパクトに出来ており持ち運びにも非常にすぐれている点も評価は高いと思います。またトップカバーとボディ前カバーにはマグネシウム合金を採用し、質感と剛性感のあるカメラとなっています。

カメラの設定や操作感はレスポンスが良好でタッチパネルによるAFポイントを任意の場所をタッチして選択する「タッチフォーカス」などは非常に使い勝手が良かったです。

ここまで良いことばかり書くと欠点はないのかと思われますが、もちろん欠点はあります。

まず、ファインダーが非搭載であること。外付けのファイダーを購入すれば装着する事が出来るのだけど、ファインダーは想像以上に高価だった事やファインダーを取り付ける部分の強度に不安感がありそうで見送りました。

また、カメラ本体がコンパクトな分どうしても物理ボタンが少なくなってしまうので、操作性が犠牲になってしまいます。

それでもタッチパネルの採用だったり、キーカスタマイズに機能を割り振れるように出来るなどの操作性には評価出来ますが、キーカスタマイズ機能に登録できない機能はメニューを開いて何度もキーやダイヤルを操作する必要があります。

コンパクトが故に操作性が犠牲になったところもありますが、ここまでサイズをコンパクトにしながら、画質も一眼カメラに比べて劣る事のないクオリティを維持した「NEX-5N」は名機と呼ぶにふさわしいミラーレスカメラだったと思っています。

「NEX-5N」の良かったところ
・軽量コンパクトなカメラ本体と握りやすいグリップ形状
・高感度撮影に強い優秀なノイズリダクション
・秒間10コマの高速連射
・コンパクトな本体にAPS-Cセンサーを搭載
「NEX-5N」のイマイチなところ
・物理ボタンが少ないので操作性が悪い
・キーカスタマイズ出来ない機能を使う場合、何度もキー操作が必要
・EVFファインダーが搭載されていない(高価な外付けでEVFファインダーが装着可能)
・手ブレ補正機能が搭載されていない

 

 

 

ミラーレス一眼カメラ「SONY α NEX-6」

カメラの特徴/高画質&高速レスポンス
・有効画素数1610万画素のAPS-Cセンサーを採用
・画像処理エンジン「BIONZ」を搭載
・圧倒的な低ノイズを実現 最高ISO感度25600
・ノイズ発生を抑えるソニー独自のテクノロジー
・最高約10コマ/秒の高速連写
・高速、高精度の両立した新開発「ファストハイブリッドAF」
・「電子先幕シャッター」「追尾フォーカス」「レンズ補正」機能

カメラの特長/一眼らしい高品位なボディデザイン
・一眼カメラに近い操作性を備えたボディ配置
・マルチインターフェースシューを採用
・ラバー素材を使って握りやすさを追求したグリップ
・ボディの小型化を実現したボディ
・マグネシウム合金を採用(トップカバー)

カメラの特長/直観的・洗練された操作性
・ボディ上面にモードダイヤルとコントロールダイヤルを重ねて配置
・最大6個の機能を割り当てれる「ファンクションボタン」搭載
・AELボタンやソフトキーに好みの機能を割り当てられる「カスタムキー設定」
・高精細の約92.1万ドット3.0型ワイド液晶「エクストラファイン液晶」
・ダイレクトに設定を変更できる「クイックナビ」
・屋外での見やすさを向上させる「屋外晴天モード」
・チルト可動式液晶(上方向に約90度、下方向に約45度)

 

 

「SONY α NEX-6」購入の経緯

「NEX-5N」を使用していて、日差しの強い日中撮影ではカメラの背面液晶がほとんど見えない状態で撮影をすることも度々ありました。

その当時ほぼ「JPEG撮って出し」で撮影をしていたので、背面液晶画面を見て露出や色合いが確認できないのは非常に大きな問題でした。

最上位機種である「NEX-7」は電子ビューファインダーを搭載しており、これがあれば日差しの強い場合でも撮影が出来るが購入するにはなかなか手が出せない価格でした。

それから数年後に「NEX-5N」の上位機種として「NEX-6」が発売され、「NEX-7」と「NEX-5N」の中間に位置する立ち位置となり価格は「NEX-7」より安価で発売となりました。

「NEX-6」の、画質や画素数は「NEX-5N」と同じで、電子ビューファインダーは「NEX-7」と同等の物が搭載された他、オートフォーカス機能を大幅に強化した「ファストハイブリッドAF」という像面位相差AFとコントラストAFを合わせた画期的なAFが搭載されています。

「NEX-6」の中古価格もずいぶん下がってきた事で、ついに電子ビューファインダー付きのカメラを購入する事が出来ました。

 

 

「NEX-6」のデザイン

「NEX-5N」に比べてカメラ本体のサイズがひとまわり大きくなっています。トップカバー右側には一眼に違い操作性を持たすために、モードダイヤルやコントロールダイヤルが2段重ねて配置されています。また左側には電子ビューファインダーが搭載されています。

また、ホールド感やグリップ感も「NEX-5N」に比べ手に吸い付くような質感となり、背面には親指を置くスペースもしっかり確保されています。ボディ全体が大きくなった事により無理なく物理ボタンも増えた事により操作性が向上しています。

高級感を出すためにボディ全体にシボ加工が施されている事や、トップカバーにはマグネシウム合金が使われているなど質感も上品に仕上がっています。

 

 

「SONY α NEX-6」フラッシュ(内蔵)

「NEX-5N」では外付けフラッシュが、カメラ本体に内蔵されるようになりました。

しかも、このフラッシュは指で上に向ける事で「天井バウンス撮影」をする事が可能となっています。

バウンス撮影が出来る事で、室内での撮影のクオリティが大幅に向上しますのでぜひお試し下さい。ただし天井に色が付いている場合は、反射した光に天井の色が反射光として降り注いできますので天井は白色が好ましいです。もし天井に色が付いている場合は、RAW現像ソフトで適正な色に調整をする必要があります。

 

バウンス撮影とは、ストロボの発光を天井や壁に当てる事で、反射光(間接光)を被写体へ当てて撮影する手法バウンスさせる事で、光が拡散され柔らかい光となります。

 

 

「SONY α NEX-6」の画質(作例)

「NEX-6」と「NEX-5N」は画素数1610万画素で同じセンサーが使われているようです。

「NEX-6」は像面位相差AF用のセンサーを99点撮像素子に配置しているため、ほんの少しですが画像を生成するのに補完技術で補っています。とはいえ画質の差はまったく違いは感じられません。

結論からいって基本的に「NEX-5N」と同じ画像です。(笑)

「NEX-6」の作例は、「Capture One express for Sony」というRAW現像ソフトで数年前に現像した写真です。もし今新たにRAW現像で調整をしたら、現像ソフトの違いや私自身のスキル向上によって違った仕上がりになります。この時に仕上げた写真は、これくらいの露出や色合いのバランスで仕上げたという事です。

 

 

「SONY α NEX-6」の電子ビューファインダー

「NEX-6」を購入した一番大きな理由は、この「電子ビューファインダー」の必要性があったからだといえます。

結論から言って、カメラの液晶画面を見ての撮影と電子ビューファインダーを覗いての撮影では全然違います。

 

「液晶画面を見て撮影」する場合の「メリット」と「デメリット」は次のとおりです。

「液晶画面を見て撮影」のメリット
・液晶画面の角度を変える事で、ハイポジションやローポジションでの撮影がしやすい
「液晶画面を見て撮影」のデメリット
・日差しが強い場合や周囲の光が液晶画面に反射したりして見えにくなる
・両腕で支えて撮影するため、手ブレする可能性が増える

 

「電子ビューファインダーを見て撮影」する場合の「メリット」と「デメリット」は次のとおりです。

「電子ビューファインダーを覗いて撮影」のメリット
・外部からの光や情報がカットされるので、ファインダーに写った画面に集中できる
・ファインダーはおでこ(眉毛?)にカメラを固定して撮影(両手とおでこの3点支持)するので手ブレしにくい
「電子ビューファインダーを覗いて撮影」のデメリット
・ハイポジションやローポジション撮影には向いていない

 

電子ビューファインダーは、一眼レフの光学ファインダーのように本当の景色が覗ける訳ではないのですが、露出や彩度といった設定が映像に反映するなど利点も大きいです。

 

 

「SONY α NEX-6」の評価

「NEX-6」を使って写真を撮影してきて、やはり私にとって電子ビューファインダーは絶対に必要だと思いました。また、水準器も搭載されておりヒストグラムなど必要な情報も全て電子ビューファインダーで確認が出来ます。

「NEX-6」から採用されたファストハイブリッドAFですが、正直そこまでの高速でピントが合うというよりも迷いがなくなったというくらいのスピードアップでした。それでも確実に「NEX-5N」よりは快適なピント速度を確保してくれました。

「NEX-6」のファストハイブリッドAFには一つ問題があり、像面位相差AFの機能で、絞り値がF7.1以上になると通常のコントラストAFのみでしか機能しないという事です。(「α6000」になってからは解決しています。)

「NEX-5N」が勝っている点は「コンパクトサイズ」と「タッチパネル」「操作レスポンス」の三つで、それ以外は全て「NEX-6」が勝っています。本体サイズに関しては「NEX-6」でも十分コンパクトなので問題ありませんが、「タッチパネル」に関してはやはりカーソルでピント枠を動かすのは手間ですが、他の性能や機能による優位性が圧倒的に上であるので大変満足しています。

「NEX-6」の良かったところ
・高精細の電子ビューファインダー
・高感度撮影に強い優秀なノイズリダクション
・握りやすいグリップ形状
・秒間10コマの高速連射
・電子水準器が装備
・物理ボタンの増加
・バウンス撮影が可能
「NEX-6」のイマイチなところ
・高速AF(ファストハイブリッドAF)がそこまで早くない
・「NEX-5N」よりもボタン操作の反応が遅い
・キーカスタマイズ出来ない項目が多数ある
・暗い場所ではAFが合いにくい(ピント速度も遅くなる)
・手ブレ補正機能が搭載されていない

 

 

SONY ミラーレス一眼カメラ「SONY α6000」

カメラの特徴/高画質&高速レスポンス
・有効画素数2430万画素のAPS-Cセンサーを採用
・集光効率を飛躍的に高めるギャップレスオンチップレンズ構造
・新世代の画像処理エンジン「BIONZ X」を搭載
・最高ISO感度25600(マルチショットNR機能によりISO51200)
・ディテールリプロダクション技術により質感描写が大幅に進化
・ノイズを抑える「エリア分割ノイズリダクション」を搭載
・最高約11コマ/秒のAF追随高速連写
・進化した「ファストハイブリッドAF」と179点像面位相差AFセンサー
・「電子先幕シャッター」「追尾フォーカス」「レンズ補正」「全画素超解像ズーム」機能

カメラの特長/一眼らしい高品位なボディデザイン
・一眼カメラに近い操作性を備えたボディ配置
・マルチインターフェースシューを採用
・ラバー素材を使って握りやすさを追求したグリップ
・ボディの小型化を実現したボディ

カメラの特長/直観的・洗練された操作性
・ボディ上面にモードダイヤルとコントロールダイヤルを配置
・最大6個の機能を割り当てれる「ファンクションボタン」搭載
・2つのカスタムボタンやAEL、ISO、上下左右に機能を割り当てる「ボタンカスタマイズ機能」
・高精細の約92.1万ドット3.0型ワイド液晶「WhiteMagicディスプレイ」を搭載
・ダイレクトに設定を変更できる「クイックナビ」
・屋外での見やすさを向上させる「屋外晴天モード」
・チルト可動式液晶(上方向に約90度、下方向に約45度)

 

 

「SONY α6000」購入の経緯

子供の成長により活発に動く我が子を「NEX-6」のAFではピントを外す事が多くなってきた事から、AF性能に定評のある「α6000」の購入を検討しました。

また、「NEX-6」よりも後発の機種の為、画質向上にも期待を寄せていました。画質向上には「集光効率を飛躍的に高めるギャップレスオンチップレンズ構造」とノイズを抑える「エリア分割ノイズリダクション」、「ディテールリプロダクション技術により質感描写が大幅に進化」そして「有効画素数2430万画素」による解像度の上昇がそれです。

私は基本RAW現像を行うので、画像処理エンジンが「BIONZ」から「BIONZ X」に変わったところで基本的に関係ないのですが、先に説明した画質向上はRAW現像の元データの底上げになるのは間違いなのです。

「α6000」のAF性能の高さは購入前から評判がよく、特に「AF-C」による前後左右に動く物体を撮影する事が出来る「α6000」を家電屋さんで操作させてもらったところ「NEX-6」から大幅に進化しているのがわかり購入に至りました。

 

 

「SONY α6000」のデザイン

「NEX-7」や「NEX-6」と同系統のデザインを引き継いでいるので、目新しいデザインは特にありません。ある意味完成されたデザインという事でしょうか。

「NEX-6」の2段ダイヤルから、横に並べて配置する事で天板がフラットな形状になりました。またエッジ感も強くなって全体的にシャープでスッキリとしたデザインに仕上がっています。

「α6000」は本体価格を抑えるために材質や一部機能の性能が落ちており、まず手に持って感じるのはカメラ本体の材質がプラスチック製となったことです。プラスチックボディのメリットは軽量化だと思いますが、手に持った感触やボディの質感は落ちたように感じます。ただし、ツヤツヤした真っ黒の塗装は私的には悪くないと思っています。

 

 

「SONY α6000」フラッシュ(内蔵)

基本的に「NEX-6」と同じフラッシュが搭載されています。

よって同様にバウンス撮影をする事が可能となっていますので、室内での撮影に力を発揮してくれます。

人物の写真等は、どうしても肌が暗くなり画質が荒れて綺麗な写真を撮るのが困難でしたが、天井バウンス撮影をしてから人物の写真が従来より綺麗に撮れるようになりました。欠点としては連続使用が出来ない、少し息継ぎをする場合があります。また、縦撮りでの天井バウンスは出来ません。(縦撮りの場合はフラッシュの構造上、壁バウンスとなります。)

 

 

「SONY α6000」の画質(作例)

「α6000」では、ついに「NEX-7」と同じ2430万画素となりました。2430万画素に画素数が上がったにも関わらず、高感度撮影はISO感度25600まで撮影が可能となりました。これは「ギャップレスオンチップレンズ構造」と「エリア分割ノイズリダクション」そして「ディテールリプロダクション技術」による技術が大きいと思います。こういった画質の底上げはRAW現像で力を発揮してくれます。

実際に「NEX-6」の1610万画素と、「α6000」の2430万画素で高感度撮影を行えば通常は画素数が少ない方がノイズは少ないのですが、RAW画像で確認したところほぼ同じくらいのノイズ感でした。ただ画素数が増えたことにより解像感が増えていました。これはあきらかに「α6000」の画質が「NEX-6」より向上している事を指します。

 

 

「SONY α6000」の電子ビューファインダー

※電子ビューファインダーに写っている画面は、編集で貼り付けています。

 

「α6000」の電子ビューファインダーですが、「NEX-6」に比べてどうしても見劣りする部分が大きいです。

まず「NEX-6」と比較しての感想ですが、「α6000」の電子ビューファインダーは色が白っぽくというか薄い色に見えます。また、解像度が低下している為にドットが少し荒いように感じます。良く言えばスッキリ見えるとも言えますが、私は「NEX-6」の電子ビューファインダーの方がコントラストも強く好みでした。

また、画面サイズも0.5型から0.39型へ小さくなってしましました。そこまで小さくなった感じはしませんが「NEX-6」の0.5型の方が見やすいのはサイズの問題も大きいのだと思います。

 

 

「SONY α6000」の評価

やはり「α6000」の一番の優位性は、進化したファストハイブリッドAFによるピントの合致スピードです。特に「AF-C」(像面位相差AF)によるリアルタイムAFは圧倒的な速さでピントが合います。それでも暗い場所での撮影や、前後に早く動く被写体に対してはピントを外す事が多々ありますが、今までのカメラに比べて圧倒的なピント速度です。

また、モードダイヤルに「MRモード」が新たに搭載され、これは設定したモードを3つ保存して呼び出せる機能です。Aの絞り優先モードを使用している方は、どこか設定を変更したら違うシチュエーションの度に設定を変更するのが手間ですよね?そういった場合、3つのモードに3パターンの設定を登録しておけば瞬時に呼び出せるという機能です。

もう一つ気に入っている機能が、「親指AF」という機能を設定する事が出来ます。「AF-S」で一度ピントを合わせておけば連続でシャッターを押し続ける事が可能ですし、「AF-C」の場合は、リアルタイムでAFを合わせ続けるので連続でシャッターを押し続けるといった非常に便利な機能が使えるのは非常に使い勝手がいいです。

「NEX-6」より退化した部分は、コストの関係だと思いますが「電子水準器」が不採用になった点と、「電子ビューファインダー」のサイズダウン(0.5型から0.39型)と、解像度低下(235.9万ドットから144万ドット)は非常に残念で仕方ありません。

「α6000」の良かったところ
・画素数が「NEX-7」と同じ2430万画素
・179点像面位相差AFセンサーによる高速AF
・ギャップレスオンチップレンズ構造による集光効率アップによる画質向上
・握りやすいグリップ形状
・秒間11コマの高速連射
・物理ボタンの増加
・バウンス撮影が可能
「α6000」のイマイチなところ
・カメラ本体の材質がプラスチックになった
・電子水準器が非搭載
・電子ビューファインダーの解像度低下
・暗い場所ではAFが合いにくい(ピント速度も遅くなる)
・手ブレ補正機能が搭載されていない

 

 

最後に

この記事でご紹介しました「NEX-5N」「NEX-6」「α6000」はAPS-Cセンサーのカメラです。

フルサイズカメラや同じAPS-C、マイクロフォーサーズでも最新で高額なカメラやレンズで撮影をすれば、さらに高画質に撮影する事が出来る事でしょう。しかしカメラやレンズの価格は上昇しており手軽に購入できる趣味ではなくなってきたように思います。

私がご紹介したカメラもレンズも決して高価な機材ではありません。それでも撮影にとって大事な構図やRAW現像を上手に駆使すれば、十分綺麗な写真が撮れると思っていますし何よりも楽しみながら撮影していく事が大事だと思います。

最後までこの記事をご覧になっていただき、ありがとうございました。もしご紹介したカメラを中古で購入される方の参考になれば幸いです。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました