ぺんてるより発売されている製図用シャープペン「グラフギア500(0.5mm)」をご紹介します。
「グラフギア500」は日常で気兼ねなく使える製図用シャープペンとして購入しました。定価は税込み550円で、ネット販売のみならず文具店等でもさらに安く購入する事が出来るのが非常に嬉しいシャープペンでした。
低重心ボディに金属のローレットグリップと筆記するのに適した性能を持っているのであまりお金をかけずに、製図用シャープペンが欲しい方にはお薦めできる商品だと思います。
それでは、コスパのよい「グラフギア500」をレビュー&評価をしたいと思います。
「グラフギア500」の購入を検討している方、また安くて筆記性能が高いシャーペンを探している方にぜひ参考にして頂ければ幸いです。
ぺんてる「グラフギア500」製図用シャーペンのレビュー

ぺんてるから販売されている製図用シャープペン「グラフギア500」はグラフシリーズのシャーペンで、「グラフギア1000」の下位互換の位置付けとなりますが、こちらは製図用シャープペンとして筆記に特化したシャープペンシルとなっています。
「グラフギア500」は製図用シャープペンなので「4mmのガイドパイプ」に「芯硬度表示窓」が搭載されています。また芯径の種類は「0.3mm」「0.4mm」「0.5mm」「0.7mm」「0.9mm」の5種類が発売されています。
価格は2026年5月現在で550円(税込)と非常にお求めやすい価格となっており、文具店やホームセンター等幅広い場所で販売されているシャープペンです。
それでは「グラフギア500」について徹底解説をしていきたいと思います。
「グラフギア500」の仕様・外寸
「グラフギア500」仕様
「グラフギア500」の仕様をまとめてみました。
本格的な製図用シャープペンが定価550円(税込)で購入ができます。
文具店はもちろん、ホームセンターの商品棚に必ずといっていい程置かれているシャープペンが「グラフギア500」です。手頃な価格で製図用シャープペンといえば「グラフギア500」という認識で間違いないでしょう。

手頃な価格であるにも関わらず、グリップと口金には金属を使って製図用シャープペンのクオリティを保っているのはさすがだなと思います。
「グラフギア500」外寸
続いて「グラフギア500」の外寸を計測してみました。

軸は7.8mmと細軸ですが、グリップは9.5mmと持ちやすい太さになっているのが分かります。
「グラフギア500」のデザイン

「グラフギア500」は全身シルバーで統一されたメカニカルな見た目のシャープペンです。
一番目を引く「ローレットグリップ」と口金の形状が個性的なデザインと、シャープなデザインは私好みです。
この価格帯に関わらず、本格的なローレットグリップを採用しているあたり、筆記に特化した製図用シャープペンといったメーカーのこだわりを感じます。
このメカメカしいデザインは、好きな人には刺さりますよね。価格が安いのでボディ軸の質感はイマイチといった感じで、割り切りが必要ですがシンプルで格好いいデザインはとても気にっています。
「グラフギア500」の重心バランス

「グラフギア500」の重心位置は先端から62.0mmでした。重心バランスの比率でいうと「42.1:57.9」となるので「低重心シャープペン」です。
口金やローレットグリップが真鍮製であるのに対して、ボディ軸やノックキャップは樹脂製なので、これほどの「低重心」シャープペンに仕上がったのだと思います。

重心位置が握っている箇所に近いのが見てとれると思います。
重心が握っている箇所に近い程、ぺんを動かす時に慣性モーメントにより振り回されにくくなるので筆記しやすいと思います。
重心位置が数ミリ違うだけで、握った時の感覚やバランス、筆記感に違いが出るところは筆記具の面白い所ですよね。
筆記して感じた事は、ペンの中央から上が軽いので長時間筆記でも疲れにくいという事です。そして中央より下には重量のあるローレットグリップによって、筆記の安定感も増すことで扱いやすいシャープペンになっているのではないかと思いました。
大事なことは、低重心だから必ず書きやすいという訳ではなくさまざまな要因によって変わってきます。またペンの重さやバランスなどは好みによっても違いますので、最終的に自分で筆記してみて選ぶのが一番大事だという事です。
開放的なペン先周りの視界


「グラフギア500」は製図用のシャープペンとしてガイドパイプが4mmの長さがある事と、口金が細く長い形状となっているため、文字周りの視界が広い状態で筆記することができます。
ガイドパイプと口金を合わせた形状は、細かな文字の他に図や絵などを書く場合にも非常に使いやすいシャープペンです。
※実際の筆記時はこのような感じで見えると思います。非常に開放的な視界で筆記する事ができます。
製図用シャーペンとして金属チャックを採用

製図用シャーペンとして、芯をつかむチャックは三ツ割「金属チャック」を採用しています。金属チャックによる正確な筆記性能や、芯の繰り出しの安定など製図用シャープペンに必要な性能を確保しています。
「グラフギア500」は質感や材質をみても、ペン先一体型のローレットグリップにコストを掛けたシャープペンだと思います。
ペン先と一体型のグリップ

従来のシャープペンだと口金とグリップが別々のパーツである事が多いのですが、「グラフギア500」は口金とローレットグリップが一体型で形成されています。
口金とグリップが一体型になっているメリットは、筆記中に口金が緩む可能性がない事です。
今までシャープペンで筆記をしていて、口金が少し緩んでいた経験は皆さんあると思います。実際に筆記中にグラついて抜けてしまうまで気づかなかった、なんて経験はさすがにないです。ただ少なくともグラつき防止や剛性感のメリットがあるので、口金とグリップの一体型はメリットでしかないと思います。
「グラフギア500」のローレットグリップ

製図用シャープペンと言えばローレット加工されたグリップと連想するのは私だけではないと思います。
ローレット加工のグリップは滑りにくいとされていますが、「グラフギア500」は意外と握った感触は食いつくようなグリップ感はなく、さらっとした少し滑るグリップに感じます。
滑り止め効果を上げるため、ローレットグリップの中央から前に4本の溝が彫られている事により、適度なグリップ力が発生します。
ローレットグリップのもう一つのメリットは、手汗を書いた場合にも安定したグリップを発揮する点です。
芯硬度表示窓

製図用シャープペンの特徴である芯硬度表示窓によって、現在の芯の濃さがわかるようになっています。
コストの関係からか表示窓にグラつきがありますが、「3H」「2H」「H」「F」「HB」「B」の表示があり、キャップを回す事でいずれかの芯の硬度を選択できます。
「3H」から「B」まで間が抜けることなく表示がある表示窓となっています。「2B」を使っている方には残念ではあります。
芯硬度表示窓はノックキャップを外してから、芯硬度表示窓を回す事で変更が出来ます。価格が価格だけに回し心地や安定感は求めるべきでない部分です。
「グラフギア500」の欠点
ここまで説明した中で「グラフギア500」についての説明や魅力をお伝えしてきましたが、これより「グラフギア500」のイマイチだった点など欠点をお伝えします。
どのようなシャープペンでも必ず欠点はあります。私が使用して感じた「グラフギア500」の欠点を見て、そこまで深刻な問題に感じなければ買っても後悔しないと思います。この欠点を理解した上で、実際に店頭で確認されるのが最も確実な方法です。
樹脂パーツ(六角軸ボディ・ノックキャップ)の質感

グリップは円柱に対して、軸ボディは六角形の形状となりデザイン的には非常に格好いいのではないでしょうか。その六角軸やノックキャップのABS樹脂に問題があります。
この軸の樹脂をよく見ると結構「ムラ」が目立ち、さらに安っぽいボディ軸のように感じてしまします。この部分は個体差があると思うので、購入する際は必ずこの「ムラ」が少ないのを選びましょう。私は袋に入った状態で購入したので、そこまでキチンと確認する事が出来ませんでした。対策としては裸で販売されている「グラフギア500」をしっかりと確認して選ぶのがいいと思います。
せめてシルバー塗装をしてくれると高級感が出ると思うのですが、この価格でそこまで言うのは無理なのかもしれませんね。
同様にノックキャップも同様に「ムラ」がありますし、芯硬度表示窓の回し心地も安っぽく、合わせた後少しグラグラするのも残念でした。
口金とグリップの質感が良かっただけに残念なポイントでした。
ローレットグリップのグリップ力がもう一歩
口金一体型のローレットグリップは金属製でこの「グラフギア500」の大きな特徴であります。
しかし、握って最初に感じたのは意外と滑るという事です。グリップの下側に4本の溝を握ればそこそこグリップしますが、強く握らなければグリップ力は感じません。

「グラフギア500」と「グラフギア1000」の金属部ローレット加工は同じかと思ったのですが、「グラフギア500」の方が浅目となっています。そのため触った時も滑るようにサラサラとしたグリップ力だったのが判明しました。
グリップ力が少々弱いので強く握る事でグリップはしますが、しばらく筆記していると少々痛みを感じる事もありました。
目の粗いローレットグリップでも力を入れなくてもグリップするので、一概に目を浅くするよりも痛みが少なく滑り止め効果が強い可能性も十分考えられます。そういう意味でも「グラフギア500」のグリップ力には少し残念に感じてしまいました。
ノックキャップのガタつき

「グラフギア500」のノックキャップ軸とボディ軸の隙間がありガタつきが大きいのも欠点です。
ペンを持って左右に振ると、「カタカタ」を盛大な音がします。
通常筆記であれば、そこまで気になる程ではありませんが、強い筆記となると接触音が手に伝わったり、音が発生します。
接触音が気になる場合の対策としては、ノックキャップを外して銀色のメッキ部分にセロテープのような物を巻いてあげる事で、接触音が軽減します。
注意事項として、あまり太く巻きすぎるとノックが出来なくなる恐れがあったり、テープを長時間巻いていると剥がしたときにべたつきが残ったりと何か不具合が出る可能性があるので、行う場合は自己責任でお願いします。
折れやすいガイドパイプ

これは「グラぐギア500」の欠点というより、製図用シャープペン全ての欠点ですが4mmのガイドパイプが落下等により折れやすいという事が上げられます。
ペンの重量が重い程、折れたり曲がったりする可能性が大きく、この「グラフギア500」は重量が14gと重量はそこまで重たくありませんが、口金とグリップが重たく低重心設計のため、落下させてしまった場合先端から落ちる可能性が高いと思います。
低重心シャーペン「グラフギア500」の評価
シャープペンを使ってみての評価は、個人によっての好みが大きく左右されると思いますが、参考程度に見て頂ければと思います。
※あくまで私の評価であるので、低評価を付けてしまったシャープペンや評価は「この記事を書いた人はそう感じたんだな。」と温かい気持ちで見て頂けると幸いです。
基本的にシャーペンの筆記では「ぺんてる アイン 0.5mm」のシャー芯を使っての評価としています。シャー芯によっての書き心地や濃さ等の違いは間違いなくありますが、実際に自分で筆記比較を試したわけではありません。
※今後のさまざまなシャープペンの筆記感や書きやすさの評価を書く際、「ぺんてる アイン 0.5mm」で統一して書いていきたいと思います。

【評価・感想】
「グラフギア500」は製図用シャープペンです。価格も安く文具店の他にもホームセンター等さまざまなお店で販売されている「ザ・製図用シャープペン」として認知されているシャープペンとなります。
グリップは持ちやすい平均的な太さでローレット加工がされており、程よい太さに低重心により非常に書きやすいシャープペンだと思いいます。
ペン先の視界も4mmガイドパイプと独特な形状の口金が合わさって、シャープペンの中でも最高レベルの視界を確保していると思います。「グラフギア1000」とほぼ同じデザインとなっていますが、若干ではありますがこちらの方が細いです。
ペン先の安定性も固定式なのでグラつく事なくしっかりと筆記ができるので書きやすいシャープペンと言えます。
ローレットグリップの好き嫌いはありますが、総合的に書きやすいと思えるシャープペンで評価は「4点」です。

【評価・感想】
低価格でありながら、口金やグリップには金属を採用したことで適度な重量・剛性感を感じながら筆記が出来ます。よって書き心地も樹脂製のシャープペンよりも硬質感のある書き心地を感じる事ができます。
低重心シャープペンを開発する上でもっとも手っ取り早い方法が、口金やグリップは金属でボディ軸やノックキャップを樹脂製にする事です。しかしボディ軸を樹脂製にする事でシャープペン自体の重量は軽くなるので、重さを感じる書き心地は薄れてしまいます。なので低重心とカッチリとした書き心地を低コストに抑えたのが「グラフギア500」と言えると思います。
このシャープペンの書き心地の評価は「3.5点」です。

【評価・感想】
軽快性のよいシャープペンは基本的に、軽量ボディで握りやすいグリップのシャープペンが多いようです。
「グラフギア500」のローレットグリップを採用していますが少し滑りやすいのですが、低重心ボディに適度な重量と太さにより軽快な筆記を楽しめるシャープペンとなっているように思います。
軽快性のあるシャープペンで最も効果的なのが、重量であると思います。「グラフギア500」は14gと重くも軽くもない重量ですが、低重心設計の効果が大きいのではないかと思います。
低重心によるバランスの良さは、筆記していて安定感が出るしペンの上部(ノックキャップ側)に重さを感じないので速記性能もよいと言えるでしょう。その事からも軽快性の評価は「3.5点」とします。

【評価・感想】
外観については、コストをかければ豪華にする事は可能ですが「グラフギア500」は低価格帯のシャープペンとなります。
その為、筆記に全振りした口金とグリップにコストを費やしたデザインは、潔さを感じるようなシャープペンですよね。
ボディ軸やノックキャップの質感は正直安っぽさを感じますが、この価格で本格的なローレットグリップ一体の口金は艶消しで質感もよくクオリティは十分高いのではないでしょうか。
また、シャープペン全体がシルバーで統一したメタリック感の外観は、この価格で十分なレベルだと思います。コスパという視点で見れば高得点なシャープペンと言えますが、あくまで総合的な外観の評価としては5点満点中「3点」くらいかなと思います。

【評価・感想】
固定式のクリップで、材質は金属を採用しています。「グラフギア500」のデザインに合ったシンプルでシャープなデザインだと思います。
またこのクリップの長さは他のシャープペンに比べて短くなっており非常に好感が持てるのですが、ボディ軸に固定されているクリップの輪の下側(持ち側)からクリップが出ています。つまりクリップの開始位置がペン先側に近づくので、結局普通のクリップと同程度の位置にクリップ先端が来てしまい、握ったときにクリップが手に当たってしまうのは残念でした。
クリップ本来の目的である挟みやすさについては、硬すぎなく適度に曲がるクリップは指で広げやすく使いやすいと思います。また、紙1枚でもしっかりとクリップが出来て、紙にクリップの跡も残らないのは非常に優秀なのではないでしょうか。
総合的にはデザイン性やクリップの機能は良いのですが、筆記時のクリップが手に当たるのは改善してほしかったので評価は「3点」です。

【評価・感想】
ノックのグラつきは大きく、ペンを大きく動かしたり振ると「カタカタ」と接触音がするレベルでした。優しく筆記する場合は接触音はしないけど、強く筆記すると接触音が手に伝わってきます。また、硬度表示窓を芯の硬度を合わせるのにクリック式で回せるようになっていますが、合わせた後左右に遊びがあるのは残念な作りです。
ノック音は控えめで「カチカチ」とした音で、試験中や図書館など周りに気を遣わないでいいノック音となっています。押し心地に関しては少し重たく力を入れる必要があります。ノックキャップの形状は、押す面はフラットになっていますが角が立った形状となっています。それでも親指にしっかり面がフィットして押し心地はいいと思ったので評価は普通の「3点」とします。

【評価・感想】
定価550円で本格的な製図用シャープペンが手に入るのは非常にいいコスパです。さらに安いく購入出来る場所であれば300円台で購入が出来るのは非常に嬉しい事です。
ボディ軸やノックキャップなど低価格故のしわ寄せがきていますが、口金とローレットグリップの質感は価格以上なので所有感のあるシャープペンだと思います。製図用シャープペンらしい金属感のあるシャープなデザインの「グラフギア500」は手にしやすい価格で傷などあまり気にせず気軽に使える点もいいので満足度は「4点」です。

総合評価は「3.5点」です!
「グラフギア500」をお薦めする人は、
・低価格で買えるローレットグリップのシャープペンが欲しい方。
・「コツコツ」した筆記感を望む方。
・硬い書き心地が好きな方。
一方「グラフギア500」を薦めない人は、
・高級感あるシャープペンを求めている方。
・剛性感ある書き心地を求めている方。
・筆箱へ乱雑に入れる方。(金属製のローレットグリップが他のペンを傷つける恐れあり)
「グラフギア500」は、シンプルなデザインに低価格で買える製図用シャープペンです。
気軽に使えて、書き味や速記もそつなくこなせるので通常使いのシャープペンにもってこいだと思います。手軽に変えて本格的なシャープペンを購入するのでしたら、この「グラフギア500」はお薦めできる商品だと思います。
高価なシャープペンは、壊れてしまったり傷が入るのを恐れて気軽に使えなくなってしまいます。その点、低価格で買えるこのペンは、万が一壊れたりした場合も書くための筆記具と割り切れるので私にとってはありがたい存在のシャープペンです。
最後に
「グラフギア500」は低価格帯の製図用シャープペンとしてお求め頂きやすい筆記具となっています。一番の特徴である金属製のローレットグリップによる好みはあると思いますが、価格も安いので一本持っておいても後悔しないのではないでしょうか?と思わせるシャープペンだと思います。
カラーやデザインも金属調のメカメカしいデザインで構成されており、カッチリとした書き心地で筆記目的には十分な性能を持っていると思います。
最後に「グラフギア1000」で、一番好きなアングルの写真です。

それでは「グラフギア500 0.5mm」の記事を見て頂いてありがとうございました。



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