魅力的なシャーペン ロットリング600(rotring600)アイアンブルーを徹底レビュー&評価!

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文具関係

私がこれまで出会ってきたシャーペンの中で、これほどまでに一目惚れしたのは「ロットリング600」が初めてでした。そのくらいデザインにインパクトを受け、フルメタルボディの質感が私の心へ突き刺さったシャープペンでした。

「ロットリング600」の定番カラーは全10色とかなり豊富で、どのカラーリングも魅力的なシャーペンです。店舗に置いてある透明のショーケースに置かれた「ロットリング600」を眺めてはどのカラーがいいのか悩む時間もシャーペン選びの楽しいひと時だと思います。
恐らくショーケースの前で、数十分は悩んでいたと思います。

悩みに悩んだ結果、選んだ色は「アイアンブルー」でした。

「アイアンブルー」は光が当たらないと深い艶消しの紺色ですが、光が当たった瞬間に金属ならではの光沢感と金属感を感じられるボディに魅了されました。

そんな「ロットリング600」の魅力や筆記感などについて徹底レビューしていきたいと思います。

使ってみて良かったところ、悪かったところを忖度なしで評価していきますので「ロットリング600」を買おうか悩んでいる方は、ぜひ参考にして頂ければと思います。

 

 

魅力あるシャーペン ロットリング600(rotring600)のレビュー

ロットリング600

 

ロットリングの数字シリーズ

ロットリングの数字シリーズとは、ロットリングの後につく数字がグレードを表しており、数字が大きくなる程グレードが上がっていき価格も高くなっていきます。

現在販売されているので「ロットリング500」、この記事でご紹介をする「ロットリング600」そして最上位モデルとして「ロットリング800」「ロットリング800+」があります。私がロットリング600を購入したときは、最廉価版の「ロットリング300」というシャーペンもありましたが、残念ながら現在は廃盤となっています。

この記事では「ロットリング600」をご紹介しますが、ロットリング数字シリーズも簡単ではありますがご紹介したいと思います。

ロットリング300
ロットリングの数字シリーズで最廉価モデルで、現在は廃盤となっています。クリップと口金が金属製となって、それ以外はすべて樹脂製で出来た軽量の製図用シャープペンシルです。
ロットリング500
金属製の口金と一体型ローレットグリップに、ABS樹脂製のボディ軸により低重心設計のシャープペンシルとなっています。数字シリーズの中で最もバランスのよい書きやすい評判高いシャーペンです。
ロットリング600
口金からノックキャップまでのすべてが金属製のフルメタルボディとなっています。そのため書き心地には定評があり、質感や所有感を満たしてくれるシャープペンシルとなっています。
ロットリング800(800+)
最大の特徴が、ペン先を収納できる「回転リトラクタブル方式」となっており、所有感が半端ない高級シャーペンです。口金はゴールドメッキを施された外観は、フラッグシップ機と呼ぶに相応しいシャーペンとなっています。
※「ロットリング800+」は800の先端部がタッチペン対応のスタイラスになっているだけの違いです。

 

 

ロットリング600について

1989年に発売された「ロットリング600」はドイツの製図・筆記具ブランドの「ロットリング」のシャープペンシルで、人間工学に基づくフルメタルボディにより理想的な重量感&質感のバランスを実現しています。またサイズに対してズッシリとした重量感と、心地よい書き心地を与えてくれるシャーペンに仕上がっています。

ロットリングはすべての製品に「赤い輪」が装着されており、この「赤い輪」はロットリング社の象徴で「信頼の印」として世界中で定着しました。

ロットリングの赤い輪

ボディカラーは発売当初は「ブラック」と「シルバー」の2色だったのが、「マダーレッド」「アイアンブルー」「カモフラージュグリーン」「ローズゴールド」「パールホワイト」「ゴールド」「チョコトリュフ」「ダークストーン」の全10色が定番色として発売される人気ある製品です。

「ロットリング600」は目新しい機能や飛び道具は持ち合わせていませんが、「正確な線こそ美しい」といった強い信念をもって開発された製図ペンとして、高品質な素材と精緻なつくりで長く愛され続けています。

 

ロットリング600の仕様

「ロットリング600」の仕様をまとめました。

特別な機能やギミックはありません。製図ペンとして正確な線を書いたり、書き心地に特化したシャーペンです。

ロットリング600 仕様

注目すべきはやはりフルメタルボディで、細軸でありながら重量が22gと通常のシャーペンの2倍程度の重量があります。

 

 

ロットリング600の外寸

「ロットリング600」の外寸を計測してみました。

ロットリング600の外寸

ローレットグリップの先端と後ろでは軸径の太さが違います。先端は7.8mmから後ろで8.3mm程度の細軸で、ボディ軸は6角形となっているため、向きによってサイズ径が変わります。

 

 

シャープなデザインが格好いい

全長142mm・重量22gの細軸ペンで、口金からキャップまで全てが金属製のシャーペンとなり剛性感も非常に高いといえます。

基本的なシャーペンの口金は円錐型で先端に向けてなだらかに細くなっていきますが、「ロットリング600」の口金は急激に細くなるデザインが目を引きます。さらに、ローレット加工された丸軸のグリップから6角形のボディ軸になるデザインや質感、後ろ側のローレット加工がされた芯硬度表示窓のデザインが一体となりシャープ感が格好いいです。

 

シャープなデザイン【ロットリング600】

シャープなデザイン

私が初めて文具店で「ロットリング600」を見た時のインパクトは非常に衝撃的でした。

文房具店でシャーペンを見ていたところ、最初に目に止まったのが同じデザインの「ロットリング500」でした。口金のデザインが独特な形状をしており、シャープな六角軸のデザインでとても格好いいと思いました。それからも他のシャーペンを見ている中、少し離れた場所にショーケースで展示されていた「ロットリング600」を発見したのです。

最初にみた「ロットリング500」と同じデザインであるのが、六角軸はさらに角ばった形状になり金属ならではの硬質感がとてもいい。ボディ軸と同じ色の口金一体型のローレットグリップや、芯硬度表示窓のローレットなど「ロットリング600」に対しての所有欲が高まったのです。

この「ロットリング600」を見た後で「ロットリング500」を見たら、価格差があるとはいえ「ロットリング500」を買うという選択肢はなくなっていました。

 

 

所有感が満たされる塗装や質感

ロットリング600「塗装や質感」№1

ロットリング600「塗装や質感」№2

ロットリング600「塗装や質感」№3

「ロットリング600」の質感や塗装は、非常に高級感があり所有欲あるシャーペンに仕上がっています。

「ロットリング500」と同じデザインですが、高級感や塗装による質感の差はまったくといっていいほど違います。それくらい「ロットリング600」の質感や塗装は群を抜いていいと感じています。
まず、マットなネイビーブルーによって金属感を感じられる塗装は高級感があります。

そして質感も「ロットリング600」の素敵なデザインに負けないくらい、塊り感のある仕上がりになっているのではないでしょうか。

 

 

ナチュラルな重心バランス

「ロットリング600」はフルメタルボディのため、重心バランスは中央付近となっています。

ロットリング600 重心バランス

ロットリング600を握ったときの重心位置

ロットリング600の重心位置

シャーペンの重心がペンの中央より前側にあればを「低重心」、後ろ側にあれば「高重心」となります。例えばシャーペンの後ろ側(クリップ等)が重たいと、ペンを動かしたときにペンが振り回されるのは非常に書きにくくなります。そのため、シャーペンの前側(ペン先)に重心のある「低重心」のシャープペンシルが近年では流行っています。

「ロットリング600」の重心位置を計測してみたら、先端から約70.0mmでした。重心バランスの比率でいうと「49.3:50.7」となっているので気持ち低重心寄りですが、ほぼ真ん中の中重心シャープペンです。

購入後に筆記をして感じた事は、重量が22gと通常のシャーペンに比べてズッシリと重量を感じさせられる感じです。それから中重心のバランスによって重量感と剛性感を味わいながらも、スラスラと気持ちよく書けるシャープペンシルだなと感じたのが第一印象でした。
写真を見て握っている箇所から重心位置が後ろ側へいく程、慣性モーメントによりペンが振り回される傾向にあります。「ロットリング600」は重心位置が人差し指付け根(固定されている箇所)より下側にあるので、筆記時に重量22gのシャーペンに振り回される事なく筆記できるのではないかと思います。
最近は低重心シャーペンが流行っていますが、必ずしも低重心が良いとも限りません。最終的には筆記してみて書きやすいかどうか、書いて気持ちいいバランスなのかどうかだと思います。

 

 

口金が一体となったローレットグリップ

通常は口金とグリップは独立したパーツで、お互いをネジでハメこむ形状のシャーペンが多い中、「ロットリング600」は口金とグリップが一体型になっています。これによって筆記時に口金がゆるんでくる事は絶対にありません。また、一体となったグリップは剛性感もより強力になって筆記時の書き心地に貢献しているように感じます。

口金一体型のローレットグリップ

口金一体型のグリップ

グリップは滑りにくいようにローレット加工がされており、ローレット加工は細かな凹凸や溝を掘る事で滑り止め効果や安定感が向上します。基本的に凹凸の目を深くすれば滑りにくい代わりに指へのダメージが蓄積される可能性があり、凹凸の目を浅くすれば指のダメージは少なくなる代わりにグリップ力が落ちます。

シャープペンやボールペンに使われているローレットの模様には、「アヤ目(菱目模様)」が一般的で、「ロットリング600」のローレットの模様は他のシャーペンより目が細かくより角が立っているため滑り止め効果が強くなっています。

私の場合はあまり筆圧が強くないので(弱くもないですが。)、あまり強く握り過ぎないのも指が痛くならない要因かもしれません。そして、あまり強く握らなくてすむのはグリップ力があるからだと思っています。つまりこれ以上角を立ててザラつきを強くすると指が痛くなるでしょうし、逆にザラつきを弱くするとグリップ力が落ちると思える絶妙のグリップだと思います。

※人によって強く握りすぎる方や皮膚が弱い方などは、もしかすると「ロットリング600」のローレットグリップが合わないと感じる方もいると思いますので注意は必要です。

 

 

金属パーツの芯タンク

シャーペンの多くの芯タンクはプラスチック樹脂製となりますが、「ロットリング600」の芯タンクは金属性で覆われています。
しかしローレットグリップに固定させる軸の部分は樹脂製となっており、重量のある金属製をわざわざ中央から後方へ配置しています。最近流行りの低重心バランスを狙うのであれば軸の後ろ側を重くする事はしません。
これは私の推測ですが、これは芯タンクの中央部から後方に金属製にする事で、最終的な重心バランスを中央付近にもっていかせたかったからなのかもしれません。

金属パーツの芯タンク

金属パーツの芯タンク

芯タンクにもこのような一工夫あるデザインや設計だと、所有していて非常に満足感がありますよね。高級シャープペンの名に恥ずかしくない内部機構だと思います。

 

 

高級感ある真鍮製の六角ボディ軸

「ロットリング600」の特徴である六角軸ボディの材質は、真鍮製となっています。六角軸は直線的で、角は適度に面取りされているので陰影により強いコントラストとグラデーションにより高級感を感じる六角ボディ軸です。

またローレットグリップに装着するためのボディ軸先端のネジ切り部分も、真鍮製なのでネジ切り部分が折れたりネジ山が潰れてしまうといった事も少なく、ガッチリと締めつける事で剛性感のあるボディは硬くしっかりした書き心地に繋がっています。

剛性感のある六角ボディ軸

剛性感のある六角ボディ軸

グリップと六角軸

ボディ軸が金属でもグリップと接続するネジは樹脂製のシャープペンは存在しますが「ロットリング600」は、しっかりと金属製となっているのはポイントが高いと思います。
この金属ボディ軸を見るだけでも高級感がありますし、手で持ってもズッシリ感があり所有しているだけでも満足できるシャープペンです。

 

 

安定感ある大型の金属チャック

シャー芯を安定して保持する部品を「チャック」といい、チャックには主に「金属製の三又チャック」が多く、他にも「プラスチック製の三又チャック」や「プラスチック製の二又チャック」を見かけます。二又より三又の方がシャー芯を安定して保持する能力は物理的に高いでしょう。また材質に関してもプラスチック製より金属製の方が強く安定感があると言われています。

「ロットリング600」のチャックは三又の金属製となっています。さらに普通サイズの金属製チャックとは違って大型の物が使われており、サイズは直径で「3.3mm」ありました。私が持っている0.5mmのシャーペンの金属チャックは「2.2mm」から「2.7mm」と大体はこれくらいのサイズが多いです。なので「3.3mm」と大型のチャックが使われたのには、安定した筆記性能を実現するためなのかなと思いました。こういった他とは違う部品や、外観からは見えないとろこに特別感があると、所有していて優越感を味わえるシャープペンだと思います。
正直金属チャックの大小によって、どこまで差があるのかはわかりません。しかし筆記感に全振りしたシャープペンだからこその大型金属チャックを採用したという気がしてなりません。

大型の金属チャック

大型の金属チャック

 

 

芯硬度表示窓(製図用シャープペン)

「ロットリング600」は製図用シャープペンという事で、芯硬度表示窓が搭載されています。これは現在使用しているシャー芯の硬度を表示枠に合わせる機能です。同じシャープペンを使っていたり、気分によって芯を交換した場合も芯の硬度が一目でわかる機能です。

「ロットリング600」の芯硬度表示窓は「4H~2B」まで表示でき、後部のローレット加工がされた軸を回す事で硬度表示を合わせることが出来ます。少し気になったのは「4H~2B」の表示は本体に印字され、ローレット加工された表示枠を回して芯硬度に合わせるため「HB」に合わせる場合と「B」に合わせる場合とで位置が違うことになります。

芯硬度表示窓

芯硬度表示窓を回すトルク感も適度な重さがあり、勝手に回っているといった事はありません。回転に引っ掛かりもなく、なめらかに周りローレットグリップとの相性がいいです。
「ローレットグリップ」と「六角ボディ軸」に負けないデザインとして、ペンの後ろ側は「芯硬度表示窓にローレット加工」と「赤い輪」が一体となった完成されたデザインだと思います。

 

 

安全に考慮したノックキャップ(誤飲対策)

「ロットリング600」のノック部に消しゴムが付属しており、ノックキャップは真鍮製で誤飲対策として穴が開いて消しゴムが外から見えています。

小さなお子様が誤って飲み込んでしまった場合も気道を確保する配慮がされています。

「ロットリング600」も何度かマイナーチェンジしており、古いタイプではこの誤飲対策がされていません。これは時代とともに変化していった部分といえます。

ロットリング600(誤飲対策)

キャップに穴が開いた形状となっているので、ノックした際は親指には輪っかの形が残ります。本当は穴が埋まっていた方が、ノックした時に押しやすいと思いますが安全の為には仕方ありません。

見慣れてくると、くりっとした目のようで可愛らしくもあります。そう思うのは私だけでしょうか。

 

 

長さ4ミリのガイドパイプ&見通しの良さ

また製図用シャープペンという事で、「ロットリング600」は4mmのガイドパイプを採用。口金と相まって書く時は非常に視認性の高い口金一体型のグリップとなっています。

通常は口金は円柱の形状なのでグリップに近づくにつれて太くなっていくのに対して「ロットリング600」の口金は細く円柱の形状で、ガイドパイプと口金の長さを合わせて「9.7mm」程度の長さとなるため非常に視界が広く筆記する事が出来ます。

ガイドパイプ

ペン先の視界

ガイドパイプと口金を合わせた長さは他のシャープペンより短いのですが、ローレットグリップが細軸となっているのも相まって見通しのよい視界となっています。
ガイドパイプと口金による独特の形状は、「ロットリング」ならではの機能とデザインに独自性があり非常に満足しているペン先です。

 

 

シンプルで上品なクリップ

クリップにはカーボンツールスチールという鋼が使われています。
またクリップのデザインはボディにマッチしており、「rOtring」の刻印が非常によいアクセントとなった上品なクリップだと思います。
クリップに関して、1枚の紙でもしっかりと挟めるクリップとなっています。クリップは適度な硬さで、挟んだ跡が残らないこの形状は非常に良いのではないでしょうか。
「rOtring」の刻印も素敵ですし、この刻印のおかげでより高級感をより演出しているように感じます。

クリップ

 

 

ロットリング600の欠点

ここまで説明をして「ロットリング600」の魅力が伝わったかと思いますが、もちろん欠点もあります。どのようなシャープペンでも、人によって好みや不満に感じるところも違います。

買って後悔する前に私が感じた「ロットリング600」の欠点を上げています。
シャープペンの個体差により、全てこの症状が出るとは限りませんが知っておいて損はないでしょう。

先にお伝えしておきますがこれから上げる欠点はあっても、私はこの「ロットリング600」が大好きで、とても気に入って使っているシャープペンである事は間違いないです。

 

ローレットグリップが細軸で短いこと

ローレットグリップが短い

「ロットリング600」は細軸のシャーペンなので当然グリップも細くなっています。つまり細軸が苦手な方にはあまりお薦めが出来ないという事になります。

また「ロットリング600」のローレットグリップの長さが「3cm」とシャーペンのグリップとしては短いので、握る場所を選びにくいという欠点があります。そして私が一番気になるのがグリップの先端側になるにほど軸径が細くなっていきます。先端部だと7.8mmで一番後ろで8.2mmなので、先端部を握る人は、かなり細い部分を握るのでしっかりと握りにくかったり安定感が損なう可能性があります。
ある意味「ロットリング600」を使う場合は、この細軸のローレットグリップをしっかり握れるかどうかが重要になってくると思います。

なお細軸が苦手で持ちにくいと感じる方に提案ですが、ペンの持ち方によってこの苦手意識はなくなると思います。
なぜこのような話をするのかというと、私はグリップの先の方を握るクセがあります。この「ロットリング600」は先に述べてとおり、先端はかなり細く持ちにくかったので握り方を矯正しました。日増しにしっかり握れるようになってきた事で書きやすくなったからです。細軸が苦手な方は、一度ペンの持ち方の矯正をするのもいいのかもしれません。
※矯正し始めてしばらくは字が思ったように書けないので、書くのが嫌になるかもしれません。それでも根気強く書く練習していけば「握る事」や「書く事」に慣れてきました。

ペンの持ち方

文字を小さく書く場合と、大きな文字を書く場合ではペンを動かく可能範囲が違います。持ち方によって可能範囲は変える事ができますし、用途に応じて何種類かの持ち方に対応できる方が良いのかもしれませんね。私は太軸と細軸、線を引く長さによって持ち方を変える事でしっかりと筆記できるようになったと感じます。人はその日の体調や気分が違うように、持ち方もその日によって変えれた方がストレスなく筆記できると思っています。

なお、現在はこの写真の「持ち方(改善後)」より親指をもう少し上(ローレットグリップの一番太い部分)を握るようになっています。私の場合、細軸を握る場合は人差し指と親指を離した方がより安定して握ることが出来ます。

 

 

芯タンクと口金一体型のグリップが緩む

この緩みが「ロットリング600」の最大の欠点であり、問題点だと思っています。これは個体差があるのかもしれません。ただし、材質と構造上緩みが出ても仕方がないように思うので記載します。

芯タンクのチャック周辺はプラスチック樹脂で出来ており、ローレットグリップと口金一体型のパーツとネジ締めで取り付けます。

筆記していくと微細な振動によりネジで締めた箇所が徐々に緩んでくるのです。実際に書いていて緩んでいる感はないのですが、ある日突然筆記時にガイドパイプが数ミリ引っ込んでしまうという現象が起きました。ガイドパイプが引っ込むというより、芯タンク全体が後ろにずれるのです。つまり芯タンクとローレットグリップのネジが緩みきって外れてしまう事が構造上起こるのです。
無論、個体差で緩みにくい物もあるかもしれませんが、口コミを見ても一定数ある事なので構造上の問題でしょう。

対策として一度分解をしてローレットグリップと芯タンクをしっかりと締め直すと元に戻ります。しかし、同じように使用すると振動でまた緩んできて同じような症状がでるかもしれません。
そのために強く締める必要があるのですが、締めすぎると樹脂製のネジ山が潰れたり破損する可能性があります。

解決方法のお薦めとして、水道水の配管ねじの漏れ防止に使われているシールテープを芯タンクのネジ山に巻き付ける事で、適度な滑り止め効果が期待できるという事です。

緩み対策(シールテープ)

緩み対策(シールテープ)

なお、このシールテープを使ってみて緩みがでる事はないので、緩み防止の効果が出ているようでうす。現在も緩むことなくしっかりと止まっているので効果ありです。
シールテープを巻いた事による副作用はないと思うので、気になる方は試してみるとよいのではないでしょうか?(注意:あくまで私の感想や対策であるのでこのような改良は自己責任でお願いします。)

 

 

重量がある為、速記には適してない。

フルメタルボディのシャープペンで速記性を求める方はあまりいらっしゃらないと思いますが、重量のあるシャープペンは、安定感のある筆記を楽しんだり材質や質感も金額に相応して高級感や所有感を楽しむのが醍醐味だと思います。「ロットリング600」もまさにそのような使い方をするシャープペンだと思います。

そのため速記性は軽いシャープペンよりも間違いなく劣りますし、重量があるので筆記疲れが生じる場合も多いにあると思います。そのため、今日は重たいシャーペンは持ちたくないと感じた日は、軽量のシャーペンを使用します。体調や気分、使う用途に応じて違うシャープペンを使い分けるのは楽しくもあり、コレクションの醍醐味ではないでしょうか。

 

 

ガイドパイプが折れやすい

ガイドパイプが4ミリという事、そして重量が約22gと重いためロットリング600を先端から落下させた場合ガイドパイプが折れたり曲がったり破損する可能性が大いに考えられます。これは「ロットリング600」の欠点というより、重量がある程度ありガイドパイプ長いシャーペンを先端から落下させてしまった場合はどんなペンでも破損する可能性はあるという事です。

ガイドパイプを守る目的と、ボディの傷防止のために「一本刺しケース」で保護したり、一本一本を保護出来るペンケースに入れる事で防止は出来ます。筆記時や机からの落下に関してはどうしようもないので「落とさないように気を付けましょう。」としか注意の方法がありません。

ガイドパイプが折れやすい

 

 

ノックキャップのガタつき

芯を出すためにノックキャップを押す事で芯を出すという構造上、どうしてもノックキャップとボディにわずかな隙間ができます。この隙間がある以上、ノックキャップとボディがお互いに衝突する事で音がします。シャープペンが同様の構造上どうしようもない事だと言えます。
接触音対策として一部のシャープペンには「Oリング」というゴム系のリングを装着して接触音を抑えているようです。しかし、ノック部分は隙間がなければノックできないので、左右に振ったりすると結局はボディ部分に当たり接触音がしたりと完全に解消するのは難しいようです。

「ロットリング600」には「Oリング」は装着されていません。軸を持ってペンを強く振ると、小さく「カチカチ」と音がします。これはノックキャップとボディ軸が当たる音や、金属製の芯タンクと金属製ボディ軸が接触して鳴っているようです。

接触音がするとはいっても、普通に筆記をしていて気になるような接触音はしないです。あくまで振ったり叩いたりしたときに接触音がするのであまり気にする必要はないと思います。どうしても気になるのであれば、芯タンクにマスキングテープ等を貼ることでおそらく解決すると思います。
※シャープペンの個体差があるので、接触音が大きい物や小さい物があると思います。

 

 

クリップが手の甲に接触する

クリップが接触

シャープペンシルの持ち方によっては、写真のようにクリップが手の甲に当たります。少なくとも私の持ち方(グリップの握る位置)ですとご覧のように当たります。

クリップの形状が反り返っていない分まだマシではありますが、筆記中にペンを回したときに当たると気分が悪くなります。ここはもう少し短くしてほしかった箇所です。

その為、私は基本的にクリップを手に当たらない反対側に向けて筆記を開始します。そのまま筆記をしていくと芯の片減りの症状が出てくるので、途中でペンを回転させて筆記していきます。これを繰り返していくのは皆さんも同様だと思います。
このように気にしながら筆記するのはストレスになりますよね。どうしてもクリップが当たらないようにするのであれば、お薦めはしませんがクリップを外すという方法もあります。製図用のペンはクリップを外せるような設計になっているので、邪魔になるのであれば外せばよいという考えで開発しているのかもしれません。私がクリップを外さない理由は二つあります。まずボディに傷がつくかもしれない事と、クリップがあった方がデザイン的にバランスがよいからです。

 

 

魅力あるシャーペン ロットリング600(rOtring600)の評価

私「ひろてぃ」がシャープペンを使ってみての評価は、あくまで個人による好みが大きく左右されると思います。あくまで参考程度に見て頂ければと思います。

シャーペンの筆記する上で「ぺんてる アイン 」のシャー芯を使っての評価をする予定です。
※芯径の太さによっても、芯の柔らかさによって筆記感が変わります。また他メーカーの芯の種類によっても違いがあります。

「ロットリング600」に使ったシャープ芯は「ぺんてる アイン HB 0.5mm」です。

 

 

「ロットリング600」の総合評価

「ロットリング600」の評価を6項目に分けました。

1.書き心地(手に伝わる振動や剛性感)
2.軽快性(疲れにくさ、操作性の良さ)
3.握りやすさ(握った心地よさ、握りやすさ)
4.外観(デザインや質感、塗装)
5.クリップ(クリップ性能や、使いやすさ)
6.所有感(持っていての満足度や愛着感)
シャープペン(ロットリング600 0.5mm)・シャー芯(ぺんてる アイン HB 0.5mm)の評価

ロットリング600の総合評価

 

1.書き心地

「書き心地」や「書き味」など、人によって違いや解説がされていますが定義が曖昧です。よって私の記事による評価としての「書き心地」となります。

私にとっての「書き心地」とは、そのままの意味で「書いていて心地いいかどうか」です。

シャーペンはシャー芯を紙に擦り付けて筆記するので、書き心地の違いはシャーペン本体の違いのみとなります。そのため、シャーペンを握って手に伝わる振動や感覚の評価とします。シャーペンの材質や剛性感も同様に手に伝わるので評価基準に入ります。

「書き心地」評価

「ロットリング600」の書き心地について評価します。

「ロットリング600」の書き心地について評価します。

細軸でありながら22gの重量があるのは、グリップからボディ軸まで真鍮製ボディを採用しているためです。
「書き心地」に大きく影響を与えているのが「ペンの重量」と「重心バランス」だと思います。
「ロットリング600」はフルメタルボディ(真鍮製)なので筆記時に「コツコツ」と気持ちのよい「書き心地」感じる事が出来ます。

「重量バランス」は低重心がよいと言われていますが、単純に決めつけれるものではないと思っています。「ロットリング600」の重心はほぼ中央でとなっているので、ペンの重量を感じながら筆記することによって心地よい「書き心地」を感じれるのだと思います。

ボディ軸が真鍮製という事で、筆記時の手に伝わる感触と「コツコツ音」が心地よい響きで書いていて楽しいと思えるシャープペンなので書き心地の評価は満点の「5点」です。

 

 

2.軽快性

「軽快性」とは疲れにくさや操作性のよさ(取り回し)など、軽快に筆記できるかどうかです。
軽快に筆記するには重量は軽い方が有利ですし、重心位置も基本的には低い方が操作性がいいといえるでしょう。

「軽快性」評価

「ロットリング600」の軽快性について評価します。

軽快性は、基本的に持ちやすく軽量である事が重要であると思います。

「ロットリング600」の軽快性については、まず重量が22gと重たい部類のシャープペンとなるので軽快に筆記できるペンとは言えません。また重心バランスが中央付近というのと、細軸のグリップにより筆記時にペンの重さを感じました。やはりというかペンの重さを感じるという事は、素早く軽快に書くシャープペンではないという事です。

またペンの重量の関係上、長期筆記をしていると疲れは出てきます。軽快性と書き心地の両立は基本的に難しく、トレードオフの関係に近いのかもしれません。

それでも「ロットリング600」はローレットによるグリップ力とクセのない中重心により、重量をいかした筆記は書きやすいと感じるレベルだと思います。ただし、長時間筆記や軽快な筆記にはあまり向いていないことから軽快性の評価は「2.5点」です。

 

 

3.握りやすさ

「握りやすさ」は握った心地よさや、握りやすさの事です。グリップが太すぎたり、細すぎると書きにくいのは想像できるでしょう。同様に滑りやすいグリップはしっかりとした線が引けないです。
この項目では握りやすさを評価してきます。

「握りやすさ」評価

「ロットリング600」の握りやすさについて評価します。

製図用のシャープペンということで、細軸&金属のローレットグリップとなっています。
このローレットグリップはきめ細かく角が程よく立っているので、しっかりとしたグリップ力を発揮します。

さらにローレットグリップは先端になる程細くなっているので、しっかりと握りにくいと感じました。そのままでは握りにくかったので人差し指をローレットグリップの真ん中、親指をローレットグリップの後ろ側を握ることで安定した握り心地を感じるようになりました。
※一般的には中~太軸が書きやすいと感じる人が多いように思います。

「ロットリング600」のローレットグリップは、一般的なローレットグリップよりも角が立ったきめ細かな形状で、グリップ力が強いのが特徴です。また、グリップ力が強いのであまり力を入れなくてもいいのも握りやすさに貢献しています。

「握りやすさ」は、使う人によって評価は大きく左右されますが、評価は「3.5点」です。

 

 

4.外観

「外観」は、シャープペンのデザインや質感・塗装等の見た目を評価します。こちらも各項目ごとに分けて評価していきます。

「外観」評価

「ロットリング600」の外観について評価します。

デザインについては、この「ロットリング600」を初めて見たときの衝撃は今も忘れません。ローレットグリップから口金にかけてのデザイン性、そしてシャープ感のある六角軸と芯硬度表示窓周りのローレットデザインは全体のフォルムが洗練されていると思いました。

フルメタルボディの質感にマット感のあるネイビーブルー色が「ロットリング600」のデザインを引き立てています。
「ロットリング600」の外観で一番気に入っている、六角軸によるボディ部分です。六角の角が立ったキリっとしたボディとマットなネイビーブルは陰影による質感が素晴らしい。また金属特有のこの硬さを感じる質感も、プラスチッ樹脂では出せない金属軸ならではのボディだと思います。

デザインや色・質感も私の中では最高レベルなので、評価は満点の「5点」です。

 

 

5.クリップ

「クリップ」の性能や使いやすさを評価します。シャーペンのクリップは主に物を挟んだり、転がり防止に役立ったりします。それ以外だとクリップの場所が悪いために筆記の邪魔になったりと筆記にも影響を与えるパーツです。クリップについての評価をします。

「クリップ」評価

「ロットリング600」のクリップについて評価します。

紙1枚でもしっかりと挟むための性能はあります。クリップの硬さは、硬すぎることもなく柔らかすぎることもない普通の硬さです。

「ロットリング600」のクリップの良かったところは、紙1枚でも傷が入る事もなくそれでいてしっかりと挟む事ができます。挟む形状により挟んだ物に跡がつきにくいのは高ポイントです。
デザイン面でも、材質は金属素材を使っており、シンプルで直線的なクリップですがグリップ軸を挟む形状のデザインです。また「rOtring」の刻印が彫られており、見た目にも質感も高級感があるのがお気に入りです。

欠点として、クリップの位置がペン先に近いので握った手に当たります。恐らくクリップの位置はペンのデザイン上どうしようもないのかもしれません。そうであるならば、せめてもう少しクリップを短くしてくれたらと良かったのにと思います。デザインや質感はいいのですが、筆記時の手に当たるのが気になったので評価は「3.0点」です。

 

 

6.所有感

「所有感」とはシャーペンを持っている事での満足度や愛着感とします。シャーペンを購入した後でどのくらい愛着を持てているかを評価しています。

「所有感」評価

「ロットリング600」の所有感について評価します。

シャープペンに定価3,000円以上は一般的には高いと言えるでしょう。しかし所有感や満足度に関してはコスパは関係ないのかもしれません。

高級感に関しては真鍮製のフルメタルボディと洗練されたデザインは非常に高いので満足しているシャープペンです。22gの真鍮ボディによって机に置いたときに「ゴトッ」と、金属の塊りが置かれたような音も所有感を満たせてくれるところも気にいっています。

「ロットリング600」は製図用シャープペンとして特別な機能などはない代わりに、デザイン性や書き心地に関する性能に特化したシャープペンでした。決してコスパは決して良くありませんが「ロットリング600」を所有した満足度は非常に高いため、所有感の評価は満点の「5点」です。

 

 

「ロットリング600」をお薦めする人

・フルメタルボディによるガッチリした書き心地を望む方
・高級な製図用シャーペンが欲しい方
・「コツコツ」した筆記感を望む方
・細軸が好きな方
・ローレットグリップが好きな方。
「ロットリング600」をお薦めない人
・細軸が苦手な方
・気軽に使えるシャープペンを望んでいる方
・重たいシャープペンが苦手な方
・取り扱いが雑な方。

「ロットリング600」は、筆記性能とデザイン性に特化した製図用シャープペンです。

製図用シャープペンは安定した線と、視界の広いペン先が特徴で「ロットリング600」はさらに全体が金属のフルメタルボディによって、高いレベルの「書き心地」をこの価格で手に入るシャープペンです。

私が「ロットリング600」で筆記するときは、しっかりとした硬めの台の上へ紙を一枚載せて書いたときの「コツコツ」とした音や、手に伝わる感触が大好きで買って本当に良かったなと感じさせてくれる一本です。

 

 

最後に

冒頭にも書きましたが、中学生になる息子のシャープペン選びにきたところ、関係のない私が一目惚れをしてしまったシャープペンが「ロットリング600」となります。昔から高級ボールペンや万年筆には興味がありましたが、シャープペンも大好きになってしまいました。

とにかくこのデザインが好きという方や、この価格帯で購入できる剛性感や書き心地は「ロットリング600」にしかない魅力だと思います。
フルメタルボディによる剛性感と、口金一体型のローレットグリップ、そして4ミリのガイドパイプからなる製図用シャープペンとしての魅力をお伝えいたしました。

中学生や高校生へプレゼントするのに、お薦めができるシャープペンだと思います。

最後に「ロットリング600」で、一番好きなアングルの写真です。ロットリング600 好きなアングル

「文具関係」第一段の「ロットリング600」の記事を見て頂いてありがとうとざいました。

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